レオパを飼って1年が経過したので振り返る(飼うまでの準備と機材編)

  • ⚠️ この記事には飼ってるレオパの写真は出てきません!次の記事をご期待ください!
  • ⚠️ この記事の筆者はレオパを1匹飼ってるだけの素人なので、書いていることが正解ではないです!こうやって1年飼えたよ!の報告・(筆者のための)備忘録のようなものです!

前文

2020年2月。 新型コロナウイルスが日本でも流行り始め、勤め先でも全社的にリモートワークが導入されました。
普段から土日は家で寝たりゲームしたりという過ごし方をする出不精な私はリモートワークにより、一層家から出なくなることでしょう。
変化のない毎日は私の求めるところでもあり、吉良吉影のような生き方に憧れている節もあります。
ただこのままだといくらなんでも変化がなさすぎるので、なにか変化を…と思っていました。

ここから、そのときに読んでいたマンガである秘密のレプタイルズで気になっていたレオパードゲッコー(和名:ヒョウモントカゲモドキ)を飼うことを検討し始めました。

準備

ペットを飼うにあたって、大事なことは無理なく飼い続けられるかを理解しておくことかな、と思います。
レオパの場合、寿命が結構長く10年とか長命だと20年なんて話もあるそうです。
それを踏まえた場合、人間の方のライフステージの変化なども加味しないといけません。
例えば

  • 引っ越しなどの環境の変化がおきる(在宅環境を整えるためにちょっと検討してます)
  • 収入が下落する(サラリーマンでこんなご時世なのでボーナスカットとかありえますよね)
  • リモートワークじゃなくなって仕事で1日家を開ける(当面は継続だと思いますが、コロナ流行りはじめのときは先が読めませんでしたからね)
  • 旅行などで2,3日不在にする

とか。
そういう自分の生活が激変することがないか、あるいは変化が起きても大丈夫かということを考えました。
仮に私が1年ほど病気などで働けなくなっても月々の出費を貯金で賄えるか、なども考えます。

またブログなどのネットの知識だけでなく本も読んでレオパの生態について知識を蓄えておきます。

そうして1ヶ月ほど検討をして、問題がなさそうだと判断できたので飼うことを決意しました。

機材の購入

レオパの飼育に必要なものはざっくり下記のとおりです。詳しくは他のブログなどをご参照ください。

基本的に一度購入すればいいもの

  • ケージ
  • 温湿度計
  • パネルヒーター
  • 保温球 or 暖突などの暖房類
  • 給餌用のピンセット
  • シェルター
  • (もし必要なら)ケージを置く棚

必要に応じて都度買い足すもの

  • カルシウムパウダー
  • 床材

という感じです。

床材について

大まかに2つに分けられます。

  • キッチンペーパー

それ以外だと人工芝マットなんかを使ってる人もいるようですが、ほとんど見かけないので少数派なのかな、と思います。
twitteryoutubeを見ているとほとんどの人はキッチンペーパーか土のいずれかを使っているようです。
それぞれのメリット・デメリットでいうと

    • メリット
      • レイアウトなどにこだわりやすい(雰囲気が出る)
      • 消臭効果がある
      • ある程度の保湿効果がある
      • 土を掘ることでレオパのストレス解消になると言われている
      • 糞をしたところだけ捨てれば良いので日々のメンテナンスが楽
    • デメリット
      • キッチンペーパーに比べて単価が高い
      • 誤飲のリスクがある
      • 3〜6ヶ月に1回、土を総入れ替えするメンテナンスがちょっと大変
      • 土の色次第では体色が暗めになる
        • 好みの問題ではあるのだけど、くすんだ色っぽくなる
  • キッチンペーパー
    • メリット
      • 安い
      • (好みの問題だけど)体色が明るめになる
      • 誤飲のリスクがなく安全
    • デメリット
      • 糞尿をしたら入れ替えなので週2,3回の頻度で入れ替えることになる
      • 見た目がちょっと映えない

と、こんな感じでしょうか。
私自身はデザートソイルという赤玉土しか使ったことがないのでキッチンペーパーのメリ/デメがあまり思い浮かんでいないかもしれません。
ちなみに使ってるのはこちら。

私の場合はこれらのメリ/デメを勘案して土を選んだ、と思っていただくのが良いかもしれません。

比較してみると、結構感性に左右されるところが大きいなと思いました。
例えばメンテナンスの手間も日々少しやるのとドカンと一回大きくやるののどっちが楽か、という受け取り方次第ですし、映える映えないも感性ですね。
なので明確なメリ/デメだとお金とリスクの話しかなさそうかな、と思います。

多頭飼いしている方はコストと日々のメンテの兼ね合いでキッチンペーパー派が多いように思います。(見栄えが大事&半仕事みたいなところがあるyoutuberとかだとめっちゃでかいケージで土で飼ってたりしますが)
日々のメンテと言ってもシェルターと水入れを除けてキッチンペーパー取り除いて掃除してキッチンペーパー入れてシェルターと水入れを戻して…なので数分で終わりますのでさほど時間かかりません。まとめて土を入れ替えるのを複数匹やるほうが大変です。(土の処分も自治体によっては面倒そうですし)

誤飲のリスクについてですが、生き餌を放して捕食させる方式だと怖いですがピンセットからの給餌であれば多少の可能性は減らせそうです。ので、私は基本的にはピンセット給餌で、置き餌をするときも餌皿に乗せるようにしています。
食べこぼしが発生したら即座に取り除くようにもしています。

ちなみに体色の話ですが、レオパも微妙に擬態色に変化するらしく、飼育環境に応じて変化する節があるようです。補足をしているように赤土だとくすんだ色になってます。 (とあるレオパ飼いさんは「落ち着いた色合い」と表現していて、とてもポジティブでいいな、などと思いました)

ケージ

ケージも種類は様々で素材は主にプラスチック、アクリル、ガラスの3つです。
それぞれ重さ・綺麗さ(傷つきにくさ)・値段が比例するような関係にあります。 重くて、綺麗で、高いのがガラスです。
レオパにも小さいながら爪がありますので、それで細かい傷がついたり、あるいは土をケリケリした衝撃で細かい傷がついたりと、プラスチックだと経年に伴い白く濁る傾向にあるようです。
とはいえ値段も安いし、複数個積み重ねて使うことができるものも多く省スペースで飼えるという利点もあったりします。
私は複数匹飼う予定がなかったのと、それなりの広さで飼いたかったのででガラスのものを選びました。

真上から手を出して生体を驚かせない工夫として観音開きの作りになってます。
2021年3月くらいにはガラスとアクリルの両方を組み合わせたケージも三晃商会さんから出たようです。

この商品、ちょっと今気になってます。2匹目の購入で使いたい気持ちがある…。

で、今は3030という30cm四方の広さのものを使っているのですが、レイアウトに凝りたい場合は3030では少々手狭になると思います。
私の場合、ウェットシェルターと水入れとハンドメイドのドライシェルター(後述)を入れているのですが、結構いっぱいいっぱいです。
まぁこれは私がシェルターのサイズを考慮しきれず「入るからいいやろ」の精神でシェルターを買ってしまった結果、思いのほかパッツパツになったことが理由ですが…。

レイアウトに凝ると階段を置いてみたり、流木を置いてみたりと縦の動きをできるようにする事が多いみたいです。
そうなると急角度な状態にするわけにはいかないので自然とある程度の横幅も求められるわけで…。

そんなわけで私は今45cm幅のケージが少し欲しくなっています。(60cm幅は棚に入らない…)

温度管理(保温球 or 暖突)

レオパは飼うにあたって温度維持が必要です。
最低でも25度(これでも結構低い)、30度前後にするのが望ましいとされています。
1年中エアコンをつける予算があるならばそんなに困ることはありませんが、そうじゃない場合はなんらかの暖房器具が必要になってきます。
私の場合は暖突を選択しました。

爬虫類系ペットショップである爬虫類倶楽部中野店にて店員さんにも相談させてもらって、そこでは保温球一択という話をされましたし、爬虫類ショップのワイルドモンスターでも暖突より保温球のほうがいいのではないか、ということも書かれています。

確かに温度を上げるという点では保温球のほうが確実だと思いますが、稀にですが保温球が自然に割れる、あるいはメンテナンス中にうっかり…という際のリスクを私は取れませんでした。

結局、真冬は暖突1つでは温度は維持できず、アルミシートで側面、サランラップでふわっと天井を…覆うという工夫をすることになっていますが…。それでも安全性はこっちなのではないかな、と考えています。(賛否あると思うので私見であることを明示しておきます)
ちなみにサランラップを上にかけることは獣医師さんのアドバイスでやりました。獣医にかかったお話はまた別の機会に…。

冬はこんな感じで乗り切り、夏場は日当たりの良い我が家はエアコン無しだと室温が35度とかになってしまいます。ケージ内は暖突の効果で常に室温+3度くらいなので38度とかになりかねません。っていうか人間の方も35度は無理です。
なのでエアコンを28度設定にすることでケージ内は+3度で30〜32度になるようにしています。

シェルター

シェルターは今、合計4つ持ってます。

上部のくぼみに水を入れることで湿度維持もできるウェットシェルター。

これは飼い始めからずっと重宝しています。サイズもちょうどよいです。
アダルトになった今はだいぶ狭そうで、よく体がはみ出ていますが、基本的にそこで寝ているので居心地が良いのでしょう。

次にただの隠れ家として機能するロックシェルター。

こちらは最初、体のサイズに合わせてSサイズを購入したのですがみるみるデカくなり、その後Mサイズを追加購入しました。
が、Mサイズもかなり手狭になりあまり中に入ってくれなくなりました。
ちなみにロックシェルターは必須のものではなく、ただ私がレオパの好きな方に住み着いてほしいという想いだけで両方買い与えたものです。
結局レオパはウェットシェルターの方を選びましたので、今はこいつはお役御免です。

そして現在、上記のロックシェルターの代わりとして月光堂さんのテーブルロックシェルターを使ってます。

bsg.theshop.jp

餌皿の代わりにシェルターの上で餌を食べれば誤飲のリスクがないし、皿も不要じゃないかという観点で上部が広く平らな作りになっているシェルターです。

これとウェットシェルターで横幅30cmはほぼ使い切ってしまいます笑
しかしこれに上り下りしたり、暖突で温まった上部でペターっとしているレオパを見るのはとても、とても良いです(迫真)

こういうのも相まって45cmケージが欲しくなっちゃってるのです。困ったものです。

ということで我が家にはロックシェルターのSとMを持て余しています。
シェルターの教訓は、ある程度成長を見越して買っとけ、ってことですね。

振り返ってみて

準備と機材だけでこれだけ語れることがあるって、多くない???いま5368文字書いてるらしいよ?(装飾とか含めだけど)
記事を書き始めた当初は写真もりもりにする予定だったのにただのアフィリエイト記事になってしまった。
次は写真もりもりにするぞ!