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ぎんぎつねに影響されて夏越の祓に参加してきました

zomです。

6月30日に日本各地の神社で行われた「夏越の祓、大祓」に参加してきたのでそれの感想文的なものを書こうと思います。

前回の記事に書いた通り、マンガが好きで古本屋で立ち読んだり、気になったマンガをamazonやyahooオークションでいきなり買い漁ったりすることがたまにあります。 そんな話を会社でしたらオススメされたのが「ぎんぎつね」というマンガでした。

神社の神主の娘で女子高生の冴木真は、幼少時代から神使である狐の銀太郎が視える。 そんな真と銀太郎や周りを取り巻く人々の日常を描くマンガです。 読んでいて、なんか日本人でよかったなぁー、とほんのり思う内容が多かったり、さわやかな話だったり読後感が良いです。 一巻を読んだときは真がちょっとワガママなやつだなぁ、とか思ってしまいましたが、純真というか愚直なんでしょうね。

で、主人公が神社の娘ということで神社や神道にまつわるお話が多く出てきます。 上のリンクにある三巻では「夏越の祓(なごしのはらえ)」という話が出てきます。 夏越の祓の前に、大祓(おおはらえ)の説明をすると…

「つみ」や「けがれ」を落とす行事です。 「つみ」とは「身を包む」から来ており、神様から頂いた身体を不浄なものに包まれてしまうことを表している。 「けがれ」とは「気が枯れている状態」のことで生きる気力がなくなってしまうことを表している。

と、神主さんが仰ってました(詳しくは後述します)。

で、その大祓は年に二回行われていて、1月から6月、上半期の分を6月30日に、 7月から12月の下半期の分を12月31日に、 それぞれ「夏越の祓」「年越の祓」と呼ばれている、というわけです。 それで今回はタイミング良く夏越の祓が行われる前に「ぎんぎつね」を読み、「これは参加するしかねー!」と相成ったわけです。 ちなみに自分自身そこまで神様を信じてるわけでもなく、無宗教に属する人間ですが、神様いてもいいやない、みたいなスタンスです。

まず、下準備ですが、そもそも大祓をやっているかどうか神社に確認する必要があります。 そこそこちゃんとしたところだと、ウェブサイトがあると思います。そこの年中行事とか6月の行事を見ればやっているかどうかわかります。 自分が参加したのは横浜・桜木町の近くの伊勢山皇大神宮です。 ここは野毛の近辺で、坂の上にあるので行くのはちょっとだけ大変です。特に自転車だと。 えぇ、自転車で行きました。

参加の方法などもサイトに書いてあったので、特に問題なく参加できそうでしたが、気になることがあったので電話で問い合わせました。

Q.なにか持っていくものとかありますか? A.初穂料をいただいておりまして、そちらだけご用意していただければ大丈夫です。 Q.(自転車で行くので)ラフな格好でも大丈夫ですか? A.特に普通の服装であれば問題ありません。

とのこと。Tシャツ7分ジーンズとかラフな格好だったので不安だったんです。変なお問い合わせに対応していただいてありがとうございました…。

さて、前置きはここらへんにして、到着したあとのお話。

伊勢山皇大神宮に着いて階段を登ったところで参加受付、初穂料を納める場所が用意してありました。 夏越の祓の受付の列

そちらで名前や住所を記入し、初穂料を収めます。初穂料を収めたのちに大祓の詞と、人の形をした紙の「人形」と「切麻」という紙吹雪で使うような細かい紙片が包まれたものを貰います。 「ぎんぎつね」や他の神社では人形(形代と作中では呼ばれてます)に名前を書くそうですが、ここでは書きませんでした。当日受付だったからですかね? あるいは迂闊に紙を開いて切麻が飛び散らないように、とか? また切麻も受け取らずに、儀式の時に神主さんが振り掛けてくれるところもあるそうで、ぎんぎつねでもそうやってましたね。

それらを受け取ったら儀式が始まるまで待ちます。 参加者は200~300人とかそれくらいでしょうか?すんごくばっくりした概算です。 始まる数分前に神主さんの一人が儀式の流れの説明をしてくださいました。 神社の人の話すことだから、さぞ威厳に溢れていて説法チックなのかと思いきや、喋り方が意外にも軽快で何度か笑いも起きるくらいでした。 前述の大祓の説明文も神主さんの説明を参考にさせていただいてます。 これの続きとして…

(「つみ」「けがれ」の説明に対して) ま、諸説ありましてですね、おいおい違うこと言っとるぞ、と思うこともあるかもしれませんが 諸説の中の一節でございますので、これが間違いというわけではございません。

なんてことも仰ってました。(原文ママ) 近くにいたにーちゃんも「なんか大阪チックなのりだな」とか笑ってました。

で、先ほど頂いた「大祓の詞」は神主さんとともにみんなで読むそうで、その時の読み方のルールの説明をしてくださいました。 難しい日本語だし、どんなリズムで読めばいいのかわからず、周りの初参加の人も「え、これ読むの?」と戸惑っていました。

その説明が終わった後、儀式が始まりました。 宮司さんとおぼしき人が詞を読み始め、みんなで一緒に読みます。さすがにここらへんは宗教チックでしたね。ちょっとだけ国語の授業を思い出したりもしました。

詞を読み終わったあと、人形と切麻の出番です。切麻を全て自分にふっかけます。 ふっかけたあとは、自分の体、荷物に切麻がついていないように全て払い落とします。意外と髪に引っ付いてたりするので回りの人と協力したりもします。 次に人形を自分の体に擦り付け、息を三回吹き付けます。こうして良くないものを人形に移してしまうわけです。 擦り付けた人形は神主さんに回収されます。ここでも左の列から右の列へと手渡しして人形を神主さんに回すという感じで協力します。 回収された人形はお祓いを受けて川に流されたり、炊き上げられたりするそうですが、ここではどうなんでしょう。訊いておけばよかった。

そしてこれが終わったらついに茅の輪くぐりです。神主さんのあとに続いて八の字に歩き、茅の輪を三回くぐります。三回くぐったあとにお参りをする、というのが作法のようです。 茅の輪くぐりの方法 そしてお参りのあとにお神酒をいただき、茅の葉と茅の輪を貰います。 茅の葉 茅の葉で各自茅の輪を作るのですが、葉っぱが固くてうまく円形にならず難しかったです。芯の部分を押したりして柔らかくしながら作ります。 自分で作った茅の輪 出来はこんな感じです。やり方わからなかったのでこれでいいのか分かりませんが…。2~3本で小さめに作るとキレイに作れるそうです。

これで夏越の祓は終わりです。なので写真撮影タイム。

茅の輪 伊勢山皇大神宮入口の鳥居 伊勢山皇大神宮入口の鳥居を横から 伊勢山皇大神宮入り口にあった紫陽花

儀式が終わったあとも地元の方とおぼしき人がちらほら参拝に来ます。物珍しげに茅の輪をくぐってみたり。

伊勢神宮の夏越の祓はこんな感じでした。場所によってやり方も様々なんでしょうなぁ。 興味があるかたは半年後の年越の祓か、来年の夏越の祓に参加してみてはいかがでしょうか?