zomです。
みなさん肉は好きですか。僕はほどほどに好きです。
サシの入った脂強めの霜降り肉よりも赤身肉のほうが好きです。
そういう肉を食べている方が「俺、肉食ってる…!」みたいな気分になれるのです。
赤身肉といえば、そうローストビーフですね。
以前炊飯器で適当にローストビーフを作った記事を書いたくらいにはローストビーフが好きです。
以下、このページは画像がバカみたいに多いのでご注意ください。
そんな僕には前々から憧れているものがありました。
はてなーの諸氏にはお馴染みのねぎ姉さんです。
詳しくは僕も知りませんが、このブログを見るたびにただただ食欲という本能が足枷を外したがるので夏のおボーナスを目前に解き放たれた結果がこれです。
anovaの公式サイトから購入して輸入した感じです。
当時のレートなどは以下の感じの支払いでした。
24,714 JPY
232.41 USD
1 JPY = 0.00940408 USD
これに加えて代引き的に輸入消費税的なもの1,880円がかかって合計26,500円といったところでした。
この輸入消費税の存在を知らなかったのですが、結果的にamazonの代理店から購入してもほとんど変わらない値段でした。
Anova Culinary 水温制御クッカー/サーキュレーター【Wifiタイプ】(スマホと連動して水の温度をコントロール)[並行輸入品]
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anova開封の儀
はい
こんな感じです(雑)
Gigazineなどで見た時は筒状の箱で送られてくると書いてありましたが、どうやらパッケージが豪華になったようです。
右上の輪っかは容れ物にanovaを固定するためのものです。
実際にセットしてみる
セットするとこう。
画面の上部はこう。
コンセントはアメリカンな感じで三又な形状なので変換アダプタが必要です。
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anovaを鍋にセットして水を入れます。水の量はこのようにMIN(最低量)より上に入れるようにします。もう少し上の方にMAXもあるのでこの範囲に収まるようにしましょう。
また、調理中に水が蒸発してMINを下回った場合はアラーム音が鳴り響き動作が停止することも確認しております。
長時間行う場合は蒸発しないように余裕を持った水量、及びそれができる容れ物でやるのが良いです。
僕の場合は3.5Lの圧力鍋を使ってます。
底面が汚いのは、カレーのこびりつきを綺麗サッパリ落とそうと漂白剤に漬けてたらアルマイト加工が剥がれたせいです。
メーカに問い合わせたら利用に支障はないとのことなのでそのまま使ってますが、かえってカレーがこびりつきやすくなって悲しいです。
誰か新しい圧力鍋をください。
コンセントに差し込むと電源が入ります。ON/OFFのスイッチのようなものはありません。
あ、あとケーブルが短めなので作業場所の近くにコンセントがないと厳しいです。自分は1mの延長ケーブルを買い足すことになりました。
また写真の画面に表示されているのは上が現在の水温、下が目標の水温です。
初期設定ではファーレンハイト度(華氏:F)になってるのでビビりますが、スマホアプリからセルシウス度(摂氏:C)に変更が可能です。
※95.6F≒35.6C、176.0F≒80C
左がスマホの画面です。白飛びしてますが、温度設定をしているところです。
anovaの画面がセルシウス度に変換されていることが分かるかと思います。
こんな感じでアプリから1分から99時間59分まで時間設定ができます。
実践
以前の炊飯器でやった時と同様に下味をつけてジップロックに入れます。
以前と違うのは
こんな感じです。ちなみに肉はいつものオーストラリア産牛もも肉およそ400gです。
たしか安全性重視で61度で2時間とかそれくらいです。
アメリカ?の肉の種類・厚みの分類による安全な調理時間を示す表を元に時間を決めました。
A Practical Guide to Sous Vide Cooking
ただ、信ぴょう性などは不明なのでそこらへんは自己責任です。
個人的には大体の目安にしてます。
さすがジップロック。全く水が汚れてないぜ。ということで掃除も楽ですね。
で、これをいつものようにフライパンで焼き目をつけて切り分ければ…
こうなって
こんな感じになります。
いまいち美味しそうに見えないのが残念ですね。
以下、いろいろ試したもの
をひたすら貼ります。
ローストビーフリベンジ
初回が61度で結構火が通って固めだったので60度に下げてみました。
赤くて良い。
鶏胸肉
噂の鳥ハムでした。しっとりジューシー。
(番外)ポテトピュレ
ねぎ姉さんのサイトで見て、バターが安売りしてたので勢いで作りました。
じゃがいも6個にバター100g、牛乳を少々。
バター100gの破壊力がすごすぎてバカになります。
ここらへんから食べ物を作ってる気がしなくてめちゃくちゃ笑えてきました。
ハンディミキサー回すと「ブリュリュリュリュリュ」とかそんな音がします。
この世のどこにそんな音がする食べ物があるのか。ここにあった。
しまいには「ぐぽっ」って音を立ててスライムの様相を呈してきました。
ポテトピュレと合わせて58.5度2時間45分のローストビーフ
気持ち今までのより色が綺麗ですね。
焼き目をつけて
はい断面ピンクー。はい絶対違法の絶対うまい確定するやつー。
貰い物のとうもろこしも茹でて、ポテトピュレに胡椒を振り食べます。
この組み合わせは最高に美味すぎてバカになりました。知能指数が音を立てて下がっていく食べ物です。知能指数が音を立てて下がるものかどうかは知りません。
学内でライバルを蹴落としたかったら違法なローストビーフとポテトピュレを振る舞えば間違いなくバカになります。(ただし作る側もバカになります)
豚モモ肉
初めて豚を試しましたが、やはり火が通ってないのが怖くて温度も若干高め、時間も長めにしましたが、それでも中がピンク色だったので
スライスした後に野菜炒めと一緒にちょっとだけ炒めました。
結果、ぶりぶりの食感の「俺、肉食ってる」感あふれるいい感じのものになりました。
鳥ハムペペロンチーノ
鳥ハム2回め。安定のうまい。
鶏もも肉のコンフィ
コンフィとは油漬けにした肉を低温調理するもので、その油はなるべく動物性が良いというところでラードなどが推奨されていますが、そんなもの持っていないのでオリーブオイルでやりました。
鶏もも肉を1枚、強めのハーブ塩とニンニク2かけを潰したものを擦りこみ1日冷蔵庫で放置します。
60度8時間と特に理由はないですが長めにやりました。
ででん。赤いのは香辛料です。
寝る前にanovaにかけ、朝にanovaから取り出し、流水で少し冷やしたあとで冷蔵庫で冷やしておいたのですがジップロックの中には肉から出た油が固まってました。
白いのは潰したニンニク片です。
断面図。うっすらピンク。血合いの赤さが若干怖い。
皮の方から弱火~中火で油を拭き取りつつ焼きます。
焼き目が付いてコンフィの完成。
結局肉もカットし、肉を漬けていた脂でペペロンチーノを作ってそこにぶち込みました。
油 is 美味い。(冒頭の赤身肉好きと相反する結論)
まとめ
anovaは我々を一段上のステージに連れて行ってくれるのでみんな買うといいという話でした。
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— zom (@zom_yoshidan) 2016年9月6日
anovaを買って定温調理ライフを送っているという話 - one's worldhttps://t.co/16CEsEN25m pic.twitter.com/QGMHISH5h8